若い人だと特にそうですが、借金をして返しきれなくなってしまった場合、親に相談するべきかどうかは悩んでしまうのではないでしょうか。
親に相談するにしてもしないにしても、借金問題を解決するための心強い手段である「債務整理」については知っておくと役に立ちます。
借金のことを親に相談するか決める前に
借金のことを親に相談するか決める前に、「債務整理」について知ってください。
債務整理とは法律で認められている正式な借金減額の方法で、任意整理・個人再生・自己破産という3種類の手続きがあります。
任意整理では利息・遅延損害金のカットと返済期間の延長(60回払い程度)、個人再生では元本の大幅な減額(5分の1程度)、自己破産では借金の返済義務自体の免除というメリットを受けることができ、いずれも弁護士や司法書士に依頼すれば難しい知識がなくても手続きできます。
借金のことを親に相談しない場合は自力で債務整理をする必要がありますし、親に相談する場合でも債務整理の力を借りて問題を解決したほうが親にとってもあなたにとっても良い結果となるでしょう。
借金のことを親に相談する場合
借金のことを親に話す場合でも、債務整理という解決方法があるということは説明できるようにしておきましょう。
経済的な事情が厳しいという人は、しばらく実家に帰らせてもらうなどの選択肢もあると思います。
そういったお願いをする場合でも、債務整理を利用して借金をきちんと片付け、生活を立て直すつもりだという決意を伝えられれば、親も安心するはずです。
借金のことを親に相談しない場合
親があなたと同居している場合、個人再生や自己破産では親の収入がわかる書類が必要となるため、親バレする可能性が極めて高くなります。
任意整理であれば親の収入がわかる書類は必要でないため、親が同居していてもバレずに借金を片付けられる可能性が高いです。
なお、未成年の人は債務整理をするために親の承認が必要となるため、親に黙って債務整理をすることはできません。
まとめ
借金が返せなくなってしまったら、親に相談するか決める前に、債務整理についての知識を得ましょう。
債務整理は国が認めている正式な借金減額の手段で、弁護士や司法書士に依頼して行うことができます。
親に相談する場合、債務整理で借金をきちんと片付けて生活を再建するという決意を伝えましょう。
親に相談しない場合は、任意整理であれば一切親にバレずに借金を片付けられる可能性が高いです。
なお、未成年の人は債務整理に親の承認が必要ですので、親バレせずに債務整理はできません。