任意整理と個人再生で迷ったときに読む4つのポイント

任意整理と個人再生は、どちらも借金が返済できないときに取ることができる「債務整理」の手続きです。

同じ債務整理でも、任意整理と個人再生では借金減額の効果、家族に内緒にしやすいか、保証人があるとどうなるか、家や車などの財産があるとどうなるかといった違いがあります。

借金減額の効果は任意整理より個人再生のほうが上

任意整理では利息を全額カットしてもらえますが、個人再生では元本を5分の1程度に減額してもらえるので、借金減額の効果としては任意整理より個人再生のほうが高いです。

300万円の借金があった場合、一般的な例だと利息を含めた返済総額は約457万円、毎月の返済額は約7万6000円程度となります。

任意整理をすると、利息の約157万円は0円になります。元本の300万円を60回払いで返済する場合、毎月の返済額は5万円まで抑えられます。

一方、個人再生なら元本が300万円の場合、特に財産がなければ返済額は100万円です。これを3~5年で返済するのですが、毎月の返済額は3年(36回払い)なら約2万8000円、5年(60回払い)なら約1万7000円になります。

同居の家族に内緒にしやすいのは個人再生より任意整理

個人再生では同居の家族の収入が分かる書類を提出しなければならず、そこから家族に債務整理や借金のことがバレやすいです。

しかし、任意整理はそうした書類を提出する義務はないので、家族に内緒でやりやすい債務整理だといえます。

保証人に迷惑をかけたくなければ個人再生より任意整理

保証人付きの借金がある人が個人再生を行うと、借金の残高が保証人に一括で請求されることになります。

しかし、任意整理なら保証人付きの借金を整理の対象から外すことで、保証人に迷惑をかけずに他の借金を整理することが可能です。

持っている財産によっては個人再生より任意整理のほうがいい

個人再生では、持っている財産をお金に替えた時の金額以上の金額を返済しなければなりません。例えば、300万円の借金がある場合、財産が何もなければ返済額は100万円まで減らしてもらえますが、1000万円の土地を持っている人は借金が減額されないので、個人再生をする意味がないということになります。

しかし、任意整理なら財産をいくら持っていても特に関係はありません。利息のカットと返済期間の調整で毎月の負担を減らせるという点に変わりはないのです。

まとめ

借金減額の効果としては、任意整理が利息のカットのみであるのに比べて、個人再生では元本を5分の1程度まで減額してもらえるので、個人再生のほうが上です。

しかし、任意整理には「同居の家族に内緒でできる」「保証人に迷惑がかからない」「財産がいくらあっても関係ない」という3つのメリットがあります。

3つのメリットに当てはまる人は任意整理、当てはまらない人は個人再生を選ぶのが適切であることが多いです。

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